私たちは、会社や友人、家族などと協調して仕事や生活を行っています。
そのような環境の中では、自分という個人だけが持っている価値観で生きるべきか、それとも自分以外の大多数が持っている価値観で生きるべきかという葛藤が生じます。
このような環境のなかで、多くの人が自分以外の多数の人が持っている価値観を、社会的な常識として受け入れているのです。
しかし、その大多数とされる価値観は、親の経験や信念、テレビ、新聞などのメディアや、専門家による権威づけが行われ、「みんなそう考え、行動している」というイメージが形成されているに過ぎません。
自分らしく豊かに生きたいのであれば、自分の価値観を明確にし、その価値観に従って選択することです。
価値観とは、自分にとって重要なことの順位をつける評価の基準です。価値観を意識することは、人生の本質を問うことでもあるため、とっつきにくいと感じられることもあるかもしれません。
これを、ごく日常的な生活の中で行う簡単な方法を紹介します。
それは、自分が今までの感覚や考えで行おうとした選択に対して、「本当にその選択でいいのか？」と自問することです。
この質問が積み重なることによって、自分の価値観の確認が行われ、今まで何気なく行っていたことであっても、「自分の選択＝価値観の一部」として認識することができるようになります。
この質問を日常生活で習慣化することにより、あなたはビジョンの発見、活用を行う準備が整います。
自分の価値観に従って生きるということは、個人主義的に振る舞うことや、他者との協調性を失うことではありません。
自分の価値観や自分らしさを認めるということは、他者の価値観やその人らしさを認めることと同じ意味でもあります。
そのため、自分の価値観を明確にすることは、他者との関係性を良好にすることにもなるのです。
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