「起業なんかするな」と言われても、やる人はやる

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かっこいいおじいちゃん。

彼らは、モデルではなく、きっとホンモノのライダーです。
ウェアの馴染み、ちょっと長めのパンツが物語っています。

左の彼は赤いハーレー乗り。
右の黒いBMW1200GSでは足が届かず、止まるとコケるので乗れません。

何もかも違う二人が、違うタイプのバイクで同じ道を走る。

右の彼が誘ったツーリングコースなのか、砂利道にハーレー!

砂利道でのハーレーは20〜30km/hが限界で、
アドベンチャータイプのBMWは、楽に3桁超えのパフォーマンス。

それを気遣って、ハーレーに前を走らせ、ゆっくりフォローするBMW。

私もライダーなので、なんだかむずむずしてきました(笑)

高齢者は運転免許返上を、などと言われているご時世。

おそらく周囲からは、
「もう歳なんだから、バイクなんか乗るな!」と言われていることでしょう。

でも「乗る人は乗る」。

まだ私が10代のころ、
伝説のバイクチームYOKOHAMA KENTAUROSのボスから直接聞いた
「人間には2種類ある。オートバイに乗る奴と乗らない奴だ。」という言葉は、
今でも掲げられています。

でも、どっちでもいい。
「乗りたければ乗ればいい、乗りたくなければ乗らなければいい」

それが「起業」であっても、本人の「生き方」の問題であって、
他人がどうこう言うものではないと考えています。

起業を無理強いをするものでもないし、
会社や組織で仕事をすることも、立派なことだと本心から思うし、
起業をすることがエラいとも思っていません。

これは、起業家へのセミナーなどで、いつも最初に言う私の本心です。

そうは言っても、「起業したいと思いながら前に進めない人」のために、
少しだけアドバイスをしたいと思います。

それは、
「起業したい」という思いから、
「起業する」という決意にするということです。

具体的に何も決まっていなくても大丈夫です。

多くの人が、「○○したい」という思いで終わっています。

「○○したい」という希望の状態で終わっているのは、
それをやることが「○○が整えば」という条件付きだからかもしれません。

これを「進行条件」と言います。

起業の場合の進行条件には、次のようなものがあります。

・もっと景気が良くなれば
・事業テーマが決まれば
・お金が貯まれば
・ノウハウを習得できれば
・人脈を増やせれば・・・etc

この進行条件には、一つが整うと、レベルが上がった次の条件、
分野を変えた次の条件が見つかります。

これは、知識やスキルの習得などの面では、大いに役に立つものです。

しかし、進行条件はレベル、分野ともにパラレルに際限なく拡大していきます。

「起業のための準備」から「準備のための勉強」「勉強のための勉強」という、
永遠に進行条件を整えるかのようになることには注意が必要です。

逆に、条件が整わなくても、事業テーマが決まらなくても、
「起業する」ことだけを決断し、口に出してみます。

それだけで、意識にスイッチが入り、
自分の感覚、体験、思考が「起業する」ために働き出します。

このように、意識が「起業」にむけて活動しだすと、
「起業」のための情報収集、分析が始まり、
次々と課題を解決されるようになります。

前に進むなどの行動によって必要な発見や気づきが偶然のように得られる、
という「アフォーダンス」によるものです。

アフォーダンスは決断するだけで得られるので、
リスクはありません。

決断によるアフォーダンスによって、
プランになるまで、十分に時間を使いましょう。

そのプランに確信ができれば、起業すればいいのです。

また、延期や中止もあるでしょう。

これら、ノーリスクでできる方法を試してみましょう。

前段で、経済環境のことを述べました。

この環境をどう見るかは、環境を分析的に見るのか、
あるいは「起業する」という決断のうえで見るのかで、
「起業環境」は変化します。

この「決断の法則」は、「やる人」になるための法則でもあります。

この法則をやるか、やらないか・・・
これも自分の決断にかかっています。

「起業」というテーマが重いのであれば、
ほんとうにやりたいことで、なかなかできないでいることで試してみましょう。

完璧な準備などあり得ません。

なぜなら、未来は確定していないからです。

今、持っている知識も、すでに更新する必要があるかもしれません。

起業に限らず、
新しいことをするということは、今持っているものを吟味し、捨て去ることも考えてみましょう。

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