「壁」をぶっ飛ばす思考技術

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「壁」について悩んでいるのに「考えろ」というのは、
かなり酷なことです。

また、「十分に考えてきたよ」と思うかもしれません。

「そんなかんたんなことじゃないんだよ」ということも分かります。

今までの人生で、私も相当悩んできたので、
その悩んでいる時の思いは痛いほど理解できているつもりです。

自慢かもしれませんが、私は悩みのエキスパートです(笑)

そのうえで、「壁」をぶっ飛ばす思考技術を紹介します。

初めて聞くものもあるでしょうが、呆れるほどシンプルです。

シンプルなものを私たちはバカにしがちですが、
私たちが求めている答えはいつもシンプルなものです。

やってみていないものは何でもやってみましょう。

また、これらの方法は珍しいものではありませんが、
「やり方」が違うはずです。

壁をぶっ飛ばすどころか、新しい自分、未発見の可能性を見出すかもしれません。

ステップバイステップで書いてありますので、
この記事をプリントし、一つづつやってみましょう。

【ブレインダンプ】

私たちはコンピュータやスマホに向かい過ぎかもしれません。
紙とペンを使ったブレインダンプをやってみましょう。

紙とペンは私たちの脳と心を解放してくれるのです。

罫線のない紙を用意します。(あるいは罫線は無視します)
大きめのまっさらな紙を用意します。私の場合はA3コピー用紙です。
メモパッドもいいでしょう。つねに新鮮に向き合うことができます。
使い古したノートなどはやめましょう。
お気に入りの場所に移動しましょう。
カフェ、図書館など、あまり行きなれていない場所もおすすめです。
集中し、「今、何が問題なのか」を明らかにします。
「問題の解決策」について、思い浮かぶことを書き出しましょう。
文字、数字、記号、絵、いたずら書きなどなんでも構いません。
気になっていること、今の心情、詩など、一人遊びの感覚で書いてみましょう。
文字と絵、かたまりを丸で囲むなどして、つないだり、分割してみましょう。
できれば、罫線のない紙で書きましょう。より自由に書くことができます。
文字の大きさ、太さなどを変えてみましょう。
文字の色を変えるのもいいかもしれません。
誰に見せるものでもないので、決してきれいに書こうなどとは思わないでください。
文章が書きたくなったら、それをかんたんな言葉、熟語に置き換えましょう。
つねに全体を見渡しながら書いていきましょう。
書きながら、その時点での発見、まとめ、結論を書いていきましょう。
どうしても書ききれなくなったら、次の紙に書きましょう。
もう、書き出しできなくなったら、紙をなんども見返しましょう。
そして、重要なキーワードを太く、大きく書き直しましょう。

【マインドマップ】

ブレインダンプで出てきた大きなキーワードを、
マインドマップでチャンクダウン(細分化)しましょう。

チャンクダウンとは細分化のことで、抽象度を下げる、あるいは具体化するとも言えます。

私も、たまにマインドマップを作りますが、コンセプトの具体化、
コンセプトの適正性の評価に役に立ちます。

マインドマップを作成するときは、パソコンにフリーソフトをダウンロードします。
ベクターなどのフリーソフト配信サイトにいろいろあります。
ソフトはできるだけ直感的に操作できるものを選びましょう。
ブレインダンプのときと同じで、プレゼンに使用するものではありません。
ブレインダンプの専門書は読む必要がありません。
過度に専門的、分析的でかえって今回の目的から逸れてしまいます。

次に、ブレインダンプの方法です。

真ん中にテーマを書きます。
そのテーマの構成要素(おそらくブレインダンプで出てきた)を放射状に配置します。
そのサブテーマを重要な順に並べます。
次に、サブテーマをさらに細分化し、重要性の順に並べます。
それ以上細かくしたい場合は、さらに細分化するのではなく、カッコを使ってメモを入れておきます。

全体を俯瞰し、重要性の順番や新しい思いつきを加え、
また、不必要なものを削除したり、移動したりします。

作成のコツは、スピードにはこだわらず「一個一個ていねいに考えること」です。

その理由は、あまり個々を考えずにできあがったマインドマップは、整合性がとれず、
全部を見直ししなければならなくなるためです。

やってみた結果、うまくいったこと、よくわからないことなどありましたら、
メッセージください。