「壁ブロ」にようこそ。
この写真は、「壁」の一面をよく表現できる、
お気に入りの写真です。
3人にとっては同じフェンスですが、
子供は水辺に行きたくても高くて越えられない、
ワンコは体が横を向いて、もう次の遊びをしたい、
ニャンコにとってはフェンスを越えることは楽勝。
でも、水辺は嫌だし、暇だからカメラマンをガン見している。
「壁なんてないよ、意識しなければいいんだよ」
確かにその通り。
「壁」というのは、自分だけに感じられるもの。
「壁」は、「夢」や「愛」と同じように、明確な定義はできません。
また、一人の人であっても、取り組む姿勢、状況、目指すもの、環境などによって、
時間とともに変化します。
しかし、消えては現れ、見えなくなってもなんだかあるような・・・。
目に見えないからこそ乗り越えられない・・・。
そんな感覚を持ったこともあるのではないでしょうか。
ラグビーの五郎丸歩さんが、世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」の
レッズ(オーストラリア)に移籍するというニュースが流れていました。
インタビューのなかで移籍の心境を聞かれた五郎丸さんは、
「自分の壁を楽しみたい」と述べていました。
彼のその短い言葉からは、
「ゴールに向かってチャレンジする以上、障壁は必ず現れ、
その障壁はハードなものだろうけれども、下を向かず楽しんで乗り越えよう」
という「壁」に対する主体的な意志が感じられます。
しかし、ほとんどの場合は、
「何かに追い立てられ、行き場を失ったときに現れる乗り越えられそうもない壁」
と感じられるのではないでしょうか。
五郎丸さんは確かにすごいと思います。
その五郎丸さんにも体力、年齢、技術、経済、健康などの、
プレイヤーとしての「乗り越えられそうもない壁」が現れます。
その人が目指すものに応じた壁が、
誰にも用意されているかのようにさえ感じます。
さらに視点を広げると、
世界経済はまさに崖っぷちともいえる状況で、
経済を原因とする紛争やテロが収まる気配がありません。
人類、文明、国、地域の文化までもが壁に突き当たっています。
この困難な時代を生きるには、
自分の目の前に現れる壁をぶっ飛ばす「思考技術」が必要です。
その技術とは、
自分にとって正しいゴールを設定し、ゴールを目指すコーチング技術。
課題をクリエイティブに解決するコンサルティング技術です。
それらをツールとしつつ、
私自身がこれまで考えてきたこと、
コーチング、コンサルティングの現場の職場や会社で現実に起き、
乗り越えた経験などを扱っていきたいと考えています。
今のあなたが何らかの壁を感じていたとしたら、
とてもラッキーなことだと思います。
それは、決して気休めで言っているのではなく、
真剣に自分の仕事や人生に向き合っている証拠です。
今の時代になにも「壁」らしきものを感じていない人は、
かなりヤバイのです。
「壁」は、個々の人生に起きるものです。
すでに”同じような”壁を越える経験した「他人」には簡単なものに見えても、
本人にとっては「自分の人生に生じた、初めての壁」です。
誰に相談しても、どんな本を読んでもしっくりとこないのは、
あまりに般化されたものであったり、
個人的な体験からのアドバイスであるためです。
意を決して、カウンセリングやコーチングを受けると、
習ったばかりの理論を教えられたり、
笑顔で「答えはあなたの中にあります」などと言われることが多いのです。
(「だから相談してるんですけど!」と突っ込みましょう)
このブログでは、
「壁をぶっ飛ばす」というちょっといきおいのあるコンセプトで、
プロが使うツールや考え方、
私自身の方法などを紹介します。
対象が広いこともあり、
記事ごとに矛盾することもあると思いますが、
「今の自分」にフィットしたものを探してみてください。
「こんな壁なんだけど、どうすればいい?」
「こんなテーマを扱ってほしい」などの場合は、メッセージをください。
お返事を書くか、投稿に反映させたいと思います。
「壁ブロ」は、
チャレンジするあなたのそばで、
いつもあなたを応援しています。
葛西幸浩