今のような時代に「理想」などというと、
時代錯誤のように感じられるかもしれません。
その理想とは、
現状よりも「もっと○○ありたい」というものです。
冷静に考えてみると、
私たちは誰しも「理想」を持ってることに気付きます。
「理想」は現状よりもベターなもの、
「現状」は今の自分に当然ななもの。
所得が右肩下がりの時代に入り、
現状の売上を確保すること、
現状の収入を得ること。
これらが、目標にまでなっている場合もあるかと思います。
「生活レベルをこれ以上落としたくない・・・」
「最低限、これだけの収入を確保しないと・・・」
このような目標設定をすると、
かなりの確率で、現状を下回る可能性が高まります。
その理由は、
「現状という枠のなかで維持しようとしている」ことにあります。
例えると、
今のような右肩下がりの時代は、海水面が下がるように全体が低下します。
その環境で、自分の船だけが高さを維持することはできません。
否が応でも、水位の影響は受けるのです。
この事実を受け入れ、「自分が動く」ことを早く始めることが最大の準備となります。
「自分が動く」とは、
・物理的に活動するフィールドを変える
・新しいネットワークをつくる
・ビジネスモデルを刷新する
・行動を変える
・思考を変える
このように、目に見えない「動き」までを含みます。
もっと言うと、
・思考を変える
という、一見なんの役にも立たなそうなことから始めます。
逆に、
思考を変えるプロセスを経ずに構築されたビジネスモデルは、
できた瞬間にすでに時代遅れなものとなる可能性があります。
そうは言っても、
「思考を変えることは簡単にできない」
「やりたいとも思わない」のではないでしょうか。
第一、面倒くさいのです(笑)
この思考を変えることをいとも簡単にできる方法があります。
それは、「理想」を高めることです。
これは、個人、組織を問わず利用できる、
思考、行動を変える効果的な方法です。
しかし、困ったことに、理想を上げると、
同時に「壁」の高さも比例して上がります。
このジレンマがあることによって、
「理想は高めたいけど、自分にはできない」
という状況になってしまいます。
仕事のキャリア、年齢を重ねた人こそ、
先に「壁をぶっ飛ばす方法」を身につけましょう。
そうすることで、
過去に縛られない自由な発想で、
新しい「理想」を見出すことができるでしょう。