「壁」にぶち当たって落ちこんだときのセルフカウンセリング

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誰でも、うまくいかない時はあるものです。

時には必要以上に自分を責めることもあるでしょう。

また、いくら考えても明確な解決策が見つからないこともあるでしょう。

こんな時の一般的な解決策としては
・ポジティブシンキングをする
・深く考えない
・気分転換をする
・友人と会う
などが挙げられると思います。

今までの人生で、これらの方法は自然にやってみていると思います。

それらを試しての効果はどうだったでしょうか。

私自身、子どものころは活発ではあったものの、
解決できないような大きな課題を考えるのが好きでもあったので、
たまにうつうつしていました。

中学生の時に音楽を聴くと気分が変わることに気づき、
気分を上げたい時にはお気に入りのアップテンポの曲を聴くことにしました。

しかし、そんな思いとは裏腹に、アップテンポの曲をかけても、
ぜんぜん気分が上がらないことがほとんどでした。

試しに、とんでもなく暗い曲をかけてみると、
これがなんと、すんなりと心に沁み入ってきたのです。

こんな曲を1、2曲聴くと、気分が切り替わり、
外に遊びにいくことができました。

この経験から、
「自分の内側のネガティブを、外側からのポジティブな影響によって変えることはできない。自分の中のネガティブは、自分で認めることによって底を打ち、ニュートラル、ポジティブに上がる。」
という仮説を持ちました。

暗い音楽を聴くということは、
「今の自分はこんな気分だ」と今の自分を認めることだったのでしょう。

明るい曲、暗い曲などの言い方は好きではありませんが、
説明上しています。

きっと今の自分にフィットした曲があるはずです。
インスピレーションを頼りに、
また、流行など関係なく、
なんとなく惹かれていたアーティストのアルバムを買ってみましょう。

欲を言うなら、ダウンロードよりもCDとして持っておくことをおすすめします。

ジャケットの写真、歌詞カードなどの視覚も活用することで、より効果が期待できます。

実は、この方法は、
以前の中高年が演歌を好んで聴くこと同じだったんだと思います。

今の演歌は、明るいものばかりですが、
昔の演歌は未練、さみしさ、悲しさ、死んでしまいたいなど、
「なんでそんなマイナス思考?」と思えるものが多く、
ウサを晴らすには最適だったんですね。